The Near End, The Dark Night, The County Line (LP)
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4月16日発売。岡田拓郎がLAを拠点に最近の「Surround」、「Flora」などの吉村弘の作品を再発、発売し注目を集めるロサンゼルスのレーベル "Temporal Drift"より、この10年ほどの間に自宅で録り貯めていた録音の中からギターででの演奏にフォーカスしたコンピレーション・アルバム「The Near End, The Dark Night, The County Line」をリリースする。
Title : The Near End, The Dark Night, The County Line
1. Following Morning
2. The Room
3. Shadow (2024 Mix)
4. Before
5. Mizu
6. Reflections / Entering #2
7. Mirror
8. Evening Song
9. Taco Beach
10. Ohme Part 1
11. Ohme Part 2
12. Howllin Dog
13. The Near End, The Dark Night, The County Line
>>temporal drift ウェブサイトより
思い返せば、ギターを始めて手にした10歳の頃から"私の音楽"と"録音"という行為はとても密接なものだ。音楽家の家庭ではなく、ごく一般的な日本の家庭で生まれ育った私の家には当然マイクやMTRといった録音機器は揃っていなかった。そんな中で自宅にあったビデオカメラを用いた多重録音が初めての私のテープマシーンとなる。その方法は、まず初めにビデオカメラでバッキングをする私を撮影し、それをビデオテープに録画する。次にビデオデッキで先ほどのバッキングトラックを演奏する私が映るテレビの前でベースを弾いている姿をさらに撮影し、それを再び、、と繰り返してワンマンバンドのマルチ・レコーディングが、日本のどこの家庭にもあったビデオカメラとビデオデッキを使えば出来ることを発見した。それからおよそ20年の月日がたったが、今日も私はその頃の自分と同じようにギターを弾いたり録音をしたりして日々を過ごしている。
このレコードはここ10年の間に私が自宅や友人の家で日記のようにレコーディングしていた楽曲の中から、私のメインの楽器である"ギター"にフォーカスした楽曲を集めたコンピレーションとなっている。ここに収録されたいくつかの楽曲はbandcampで個人的にリリースしていた音源だが、この度新たにミキシングを施し、オープンリールテープを用いてトラックダウンした。
このアイデアをくれてリリースの手助けをしてくれたtemporal driftのヨウスケさん、パトリックさん、アートワークの写真を提供してくれたサトミさん、そしてロサンゼルスでの寝床を私にシェアしてくれた3匹のネコの友達に感謝したい。
—岡田拓郎